大腸内視鏡検査
腸をきれいにする薬を服用して腸内をきれいにした後、肛門から直径約1.0㎝の内視鏡を挿入し大腸を検査します。
大腸がん・大腸ポリープ・潰瘍性大腸炎の発見に効果があり、ポリープが見つかった場合はその場で切除することができます。

大腸がんの予防に
大腸がんは自覚症状がでないことが多く、進行するまで発見されないことがありますが、ポリープが悪性化する前の段階で切除することで、ほとんどの大腸がんは予防することができます。
40歳を超えたら特に自覚症状が無くても定期的に検診を受けましょう。
大腸内視鏡検査の費用
大腸内視鏡検査は、がんなどが疑われる時の病理組織検査の有無によって費用にかなりの差がでます。
ほとんどの方で11,000~15,000円になるとお考えください。
<3割負担の場合>
大腸内視鏡検査 | およそ11,000円~15,000円 |
大腸ポリープ切除 | およそ25,000円~30,000円 |
大腸内視鏡で検査できる疾患
- 大腸がん
- 大腸ポリープ
- 潰瘍性大腸炎
- クローン病など
検査をおすすめする方
- 血便・便秘・下痢などのみられるかた
- 健診の便潜血反応陽性の方
- 40歳以上の方
検査の準備
検査前日の注意
食事は21時までに軽く済ませてください。
検査当日の注意
検査が終わるまで飲食は禁止です。
自宅または病院で下剤を飲んでいただき、腸をお掃除した後に検査となります。
大腸ポリープの切除
大腸ポリープはがんになるものと、がんにならないものとに分けられます。
がんにならないものは炎症性ポリープ ・過形成ポリープ などです。
がんになるものは腺腫性ポリープと呼ばれ、さらに良性と悪性に分けられます。
小さなポリープは内視鏡検査時に切除することができます。
内視鏡で切除した場合には、詳しく顕微鏡で検査し良性か悪性か判断することができます。
がんが粘膜内に浅くとどまり、内視鏡で完全に取りきれていれば治療は終了です。
大きくなってしまったものは開腹手術で切除することになります。

内視鏡的ポリペクトミー(ポリープ摘手術)
- スネアといわれる金属の輪をかけます
- 輪を締めます
- スネアに通電します
- 切除完了です
切除手術後の注意
- 当日の入浴はなるべく避けてください。
- 数日はアルコールや刺激物の摂取はできません。
- 激しい運動は避けてください。
大腸ポリープ切除費用
<3割負担の場合> 30,000円